mondo7’s blog

観光スポットや寺社巡りを写真で綴ります

都内最強のパワースポット「明治神宮」

信濃町から、都内最強のパワースポット「明治神宮」、「東郷神社」へ

信濃町の地名の由来は、江戸時代、この辺りに永井尚政(信濃守)の下屋敷があったことによります。現在は、信濃町駅の西側に慶應義塾大学病院、東側には創価学会本部があります。政界では「信濃町」を公明党の隠語として使用されることもあるとか。

本日は、ここから千駄ヶ谷を通り、「聖輪寺(しょうりんじ)」、「鳩森八幡神社」を巡り、北参道から「明治神宮」に入ります。

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ガラス張りのビルが信濃町駅です。道路を隔てたベージュの建物が慶應義塾大学病院の正門です。撮影したこの場所に「滝沢馬琴終焉の地」の解説板が建てられています。滝沢馬琴はこの場所で「南総里見八犬伝」を完成させ、嘉永元年(1848)、82歳で亡くなっています。ここから神宮外苑に入ります。

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映画「君の名は。」でも登場した「聖徳記念絵画館

神宮外苑を象徴する建物と言えば、この「聖徳記念絵画館」ですね。大ヒットしたアニメ映画「君の名は。」にも絵画館が描かれています。

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聖徳記念絵画館は、明治天皇崩御後に建築計画が持ち上がり、大喪の礼が行われた葬場殿跡地に大正15年に竣工されました。明治神宮外苑の造営の主たる目的でもある建物である。現在でも、建築当初のままのドーム状の荘厳な建物を見ることができる。維新の大改革など歴史的光景を史実に基づいた厳密な考証の上で描かれた80枚の名画が展示されています。

www.meijijingugaien.jp

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絵画館の裏にある葬場殿趾の石碑は、大正元年9月13日明治天皇の御大喪が旧青山練兵場で行われましたとき、この場所に御轜車(ひつぎを乗せる車)が安置されたことから、外苑造営にあたり葬場殿を記念として建立されました。
石壇の中央にある楠は、建立と同時に植樹された記念樹で、今では堂々とした見事な大木に成長し、石碑に優しい影をなげかけています。

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絵画館の正面左の植え込みには「御鷹の松」があります。江戸幕府三代将軍徳川家光が鷹狩りの途中、後に国立競技場の敷地となった境妙寺で休息していたところ、江戸城より愛鷹「遊女」が飛来し、境内前庭の松に止まったという言い伝えがあります。
家光はこれを大いに喜び、この松を「遊女の松」と名付けたとか。
時代が下ってからは「御鷹の松」、また地名から「霞の松」と称されるようになりました。(昭和54年8月絵画館前庭西側の現在地に移設)

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新国立競技場は急ピッチで工事中です

ここから、観音橋の交差点に向けて歩きます。途中で2020年の東京オリンピックに向けて、突貫工事最中の新国立競技場の様子を撮りました。急ピッチで進んでいるようですね。

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古刹の聖輪寺(しょうりんじ)

観音橋の交差点を左折します。しばらく緩やかな坂を歩くと、左に「聖輪寺(しょうりんじ)」が見えてきます。聖輪寺の創建年代等は分からないようですが、神亀2年(725)行基菩薩の開基といい、宥光(明暦3年1657年寂)が中興開山したと謂われています。

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都内最古の富士塚のある「鳩森八幡神社

そのまま、道なりに進むと 五つの道が交差する場所に出ます。その正面に「鳩森八幡神社」があります。その神社の隣にはかつて旧千駄ヶ谷町役場があったようです。

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www.hatonomori-shrine.or.jp

鳩森八幡神社の境内には、大きな築山があります。江戸時代に流行った富士塚の一つで、現存するものでは都内最古といわれています。烏帽子岩やお中道巡りなどあって本格的な富士登山が疑似体験できますよ。

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富士塚頂上からの景色も抜群です。立春を迎えて梅の花もちらほら、春の兆しですね。

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都内最強のパワースポット「明治神宮」、「清正井(きよまさいど)」

これまでの道をそのまま進みます。道の両側にはブティックや飲食店、商業ビルなどが並んでいて賑やかです。しばらく進むと、北参道の交差点に出ますので、左に折れます。上には首都高速4号線があります。正面に大きな鳥居が見えてきます。明治神宮北参道の入口です。鳥居の前で一礼です。

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www.meijijingu.or.jp

参拝している7割以上の人は外国人観光客です。それも欧米系の人が多いのに驚きました。

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明治天皇が明治45年に崩御しますが、国民からの御神霊をお祀りしたいという熱意から緑豊かな代々木公園につくられた経緯があります。そして、神宮に植えられた木々は10万本の献木で人工林です。クレーンが見えますが、東日本大震災で被害を受けた宝仏殿の改修工事を行なっているところです。

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拝殿の背景には計画どおりに配置された緑濃い大樹が覆っています。

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山道の途中に設けられた北門から明治神宮御苑に入ります。入口で御苑維持協力金500円支払います。この御苑は、熊本藩主加藤家下屋敷、後に、彦根藩主井伊家下屋敷となった場所です。

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数寄屋造りの隔雲亭(かくうんてい)は、昭憲皇太后の御休憩所として明治天皇がつくられたもので、前庭から南池を見下ろすことができます。

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御苑では四季折々に草花を楽しむことができますが、6月には花菖蒲が見事です。今は準備中というところでしょうか。

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花菖蒲田の奥に「清正井(きよまさいど)」があります。この井戸は古くから江戸名井の一つに挙げられていました。ここが江戸時代初期に加藤家の庭園だったことから加藤清正が掘ったと言い伝えられています。湧き出る清水は年間を通して15度前後なのだそうです。ここから湧き出た清水が下の写真にある南池をつくっています。明治神宮の中でも特に強力なパワースポットなのだそうです。

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今朝の気温がマイナスだったこともあって、南池の半分は凍っています。

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南参道の鳥居を潜ると都会の喧騒に戻ります。

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神宮橋の下は山手線です。

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平日にもかかわらず、昔も今も竹下通りは元気です。竹下通りは最後の見学コース「東郷神社」への近道です。

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勝利の神が宿るパワースポット「東郷神社

東郷神社の参道が原宿駅への近道ルートになっているようです。

原宿駅から竹下通りを通って徒歩5分の場所に鎮座する東郷神社日露戦争中に行われた日本海海戦の総合司令官として連合艦隊を指揮し、日本を勝利に導いた英雄、東郷平八郎が祀られる神社です。有名アスリートや受験生が参拝する「勝利の神」の神社として名高い勝運パワースポットです。

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harajukutogo.wixsite.com

現在、境内全体が改修工事期間になっているようです。

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境内には、潜水艦の戦時における殉国者の碑があります。

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原宿駅に着きました。信濃町駅から明治神宮東郷神社を巡るこのコースは約2時間半で、10キロほどの行程です。都内の中とは思えない静けさを感じる小さな旅でした。

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