映画「DESTINY 鎌倉ものがたり」のロケ地(鎌倉)情報 PART4
今回は、日本テレビの「NEWS ZERO」の特番「DESTINY 鎌倉ものがたり」(12月9日(土)10:30-日本テレビ)の放送で紹介された「建長寺」と「鎌倉ならではのグルメ」を紹介します。
「鎌倉ものがたり」の主演 堺雅人と高畑充希ら一行が訪れた建長寺の「半増坊」。
半僧坊大権現は、天狗の姿で、参道の急な石段には大小12体の天狗像が鎮守府を守るように配置されています。半僧坊半俗姿の大権現は、家内安全、海上安全、厄災消除などのご利益があるパワースポットです。
建長寺は、北鎌倉駅から15分ほどのところにあります。鎌倉五山第一位の臨済宗建長寺派の大本山です。言うなれば、鎌倉の巨刹中の巨刹。まず、建物の規模が違うのと、境内の広さに圧倒されます。
建長寺の奥座敷とも言える「半増坊」へは、この建長寺の山門から15分ほどかけて、広い境内を歩いたり、石段を上がっていかないと着きません。
この三門建立の時に、この寺で育てられた古狸がその恩義に報いようとして僧侶の姿に身を変えて住職の化縁を助けて大活躍したという言い伝えがあります。
創建間もない頃、施餓鬼会を行った直後に騎馬武者姿の梶原景時(かじわら かげとき 鎌倉幕府初期の有力御家人、源頼朝の死後に追放され、一族とともに滅ぼされた)の亡霊が現れたという言い伝えがあります。以来、7月15日の三門施餓鬼会に引き続いて、もう一度梶原施餓鬼会を行うのが習わしになっています。
何と言っても建長寺は、一直線に並ぶ宋風の伽藍配置がとても特徴的です。手前から仏殿、法堂、方丈と続いています。
方丈の唐破風屋根の唐門は、江戸増上寺にあったものを1647年(正保4年)に移築したもの。
方丈の北側には心字池を配した池泉庭園があり、方丈の縁側から眺めることができます。
半僧坊へはここから階段です。手前のピンク色の花は、ヒメツルソバです。
半僧坊へ向かう参道の紅葉。
曲折した石段を上りきると、天狗の像が立ち並び、麓の建長寺のような禅寺とは違う異様な雰囲気を醸し出しています。
1890年(明治23年)、当時の住職が静岡の秋葉山方広寺から勧請したものです。半僧半俗姿の大権現は様々なご利益があると言われています。眺望も大変良く、道はそのまま鎌倉アルプスへ向かい、天園ハイキングコースへと続いていきます。
ここで堺さん、高畑さん一行は、座敷に上がり、建長寺発祥の「けんちん汁」の謂れをお坊さんから聞くシーンとなります。
聞いている最中に、何と高畑さんがフライング。けんちん汁を食べ始めるではありませんか。思わずスタッフから「説明のあとで・・・」と注意されてしまった場面です。
すかさず、堺さんが「丁度、お昼時ですからね・・・」と優しくフォロー。映画を彷彿させるような夫婦愛がここでも見ることができました。💕
続いて番組では、鎌倉の名物グルメを紹介。
まず、最初に訪れたのが、北鎌倉駅近にあるいなり寿司とのり巻きの専門店「光泉」。
鎌倉に住んだ映画作家 小津安二郎さんも好んで通っていたそうです。
映画では、高畑さん演じる亜紀子が、魔物や幽霊が集う夜市で鎌倉彫を手にするシーンがあります。
この特番では、続いて、鎌倉彫を使用したお料理とカフェで有名な「倶利」が紹介されます。「倶利」は鎌倉彫会館の中にあります。
続く