映画「DESTINY 鎌倉ものがたり」のロケ地(鎌倉)情報 PART3
日本テレビの「NEWS ZERO」で 特番『DESTINY 鎌倉ものがたり』(12月9日(土)10:30~日本テレビ)が放映されました。
内容は、主演の堺雅人と高畑充希が、岩本乃蒼の案内で映画の舞台となった鎌倉を旅するというもの。
番組では、けんちん汁発祥の「建長寺」が紹介され、続いて「鳩サブレー」。そして「海蔵寺」、「大仏切通し」などが紹介されていました。
気になっていたのは、映画の最期に流れるタイトルバックで見た「海蔵寺」。鎌倉の奥座敷のようなお寺なんです。
どのシーンで使われていたのかなと、実はずっとモヤモヤしている状態だったんです。内心、もう一度見るしかないかな・・・と。
番組では、一行は海蔵寺を訪れ、住職 吉田元光さんによると・・・「この寺には恐ろしい伝説が伝わっている・・・」という話が出たところで、コマーシャル。
ここは、謎めいた鎌倉の奥座敷「海蔵寺」につながる小径です。
海蔵寺は、亀ケ谷坂切通を抜け、化粧坂切通に向かう途中にあります。扇ケ谷の北の谷間にある臨済宗建長寺派の古刹です。
海蔵寺の解説板を読むと、「・・・このお寺には多くの言い伝えがあります」と確かに何かあります。
番組で紹介されていた内容とは、
「海蔵寺には九尾の狐の霊が取り憑いたという伝説の石「殺生石」のかけらが伝わっている。この石には近づくもの皆 死んでしまうという恐ろしい石だったが、海蔵寺の玄翁禅師がその霊を鎮めるために錫杖で一撃し、殺生石は木っ端みじんになり狐の霊も消えたという。”金槌”を“玄翁”と呼ぶ事があるが、この伝説から来ているらしい。普段は非公開になっているものを特別に触らせてもらった。また厄除けの札もあり、昔は狐に取り憑かれた人がいたらこの札を枕元に忍び込ませたなど色々な話がある。」
それでは、山門をくぐります。
春には、枝垂れ梅が見事です。
本堂
鎌倉を代表する庫裡建築が美しい茅葺きの庫裡(くり)。
薬師堂。啼如来(なきやくし)として子供の幸せと守る仏として信仰があり、胎内に面が収められたとても珍しい薬師如来です。
夜な夜な子供の泣き声が聞こえるので地中を掘ると薬師の面がでてた胎内に収めたとう伝説があります。
なんと60年に一度開扉されるといいます。
本堂の背後には、鎌倉時代の貴重な遺跡である十六の井があります。縦四つ、横四つ、合計十六個の穴が規則正しく並んでおり、水は枯れることが無いといいます。
本堂の裏には池を配置した庭園がありますが、非公開とされています。
やはり、鎌倉のなかでも謎を秘めたミステリアスな寺院なのかもしれませんが、四季折々にとても素晴らしいお寺ですよ。一度お越しください。