誰にも教えたくない浅草の超穴場スポット 第一弾
ゴールデンウィークは、どこの観光地も激混みでしたが、そんな中、日本一の観光地、浅草界隈にもかかわらず、快適に、しかも思いのほか感動してしまう超穴場スポットに行ってきましたのでご紹介したいと思います。
ここではありません!
今回は、東武浅草駅からのスタートです。浅草駅から江戸通りを渡り、隅田川に沿って緑が広がる「隅田公園」を桜橋方向に600mほど歩きます。前回行った桜の時期はこんな感じでした。
この辺りは、夏には「隅田川花火大会」、4月は桜橋を中心に桜祭りで賑わいます。
蛇足ながら、隅田川沿いの桜並木は八代将軍徳川吉宗だったことはあまり知られていませんね。
6月には紫陽花で、こちらも綺麗なんですよ。
新緑の晴天の日は、隅田川の涼風を感じながら隅田川テラスを歩くというのも爽やかで良いかもしれませんね。
もちろん正面には東京スカイツリーが見えます。
隅田公園内の緑道を歩いていると、「山の宿 渡し跡」や「東京大空襲戦災犠牲者追悼碑」を通り過ぎます。
追悼碑から100mほど歩くと「花の歌碑」があるので、そこを目印に、通りを渡ります。
オススメの超穴場スポットがここ。「待乳山聖天(まつちやましょうでん)」です。
江戸湊の入江近くにあった頃は、入港する船の目印としての役割もあったそうです。江戸時代に入って、埋め立てが進むと、隅田川を望む絶好の景勝地となりました。
ご利益は、心願成就、商売繁盛、良縁成就といわれています。良縁成就、つまり縁結びの神様ということですが、その謂れは後ほど扁額をご覧いただくとわかります。
境内の階段を上がると、両側に大きな提灯が下がっています。
拡大するとこういう図柄です。なんと、大根なんです。
そして、ユニークなのは、お供え物が「大根」というところ。謂れでは「大根は深い迷いの心、いかりの毒を表し、大根をお供えすることによって、聖天様が心の毒を清めてくださいます」と書かれていました。江戸時代は、このあたり農村だったことから檀家の人たちが供物にしたのかもしれませんね。
寺務所にはお供物用の大根が置かれていました。値段は、やはり時価です。
前回お参りした時は、ちょうど野菜が高騰している時だったので、1本400円でしたが、今回は250円です。
それでは、本堂の方に進みます。えっ、お寺なのに狛犬?と思わず目を疑ってしまったのは私だけではないようで、お参りの際に、二礼二拍手一礼している方もいらっしゃいました。あらためて、狛犬は神社だけではなく、寺院にもいらっしゃるのです。
いよいよ本堂へ。
それでは、あらためて扁額をご覧いただきましょう。
いかがですか。縁結びの神様らしい見事な扁額ですね。
浅草の人力さんも、女子やカップルを案内するのに欠かさない場所の一つなのがわかります。
もちろん、今戸神社も縁結びの神様として人気がありますから、この二つは押さえておきたいものです。このブログでもご紹介していますので、参考にしてください。
もう一つの魅力は、見事な日本庭園です。四季折々に草木を楽しむことができます。人力さんもここで記念写真を撮る場所と心得ているようです。特に桜の季節は格別ですよ。
もちろん、 正面には東京スカイツリーがあって、忘れられない光景を目にすることでしょう。この写真は、新緑が眩しい、この時期のものです。
帰りがけに、もう一つ見ていただきたいのが、小説「鬼平犯科帳」、「剣客商売」で有名な作家の池波正太郎の生誕地碑です。ファンの方はぜひ。
いかがでしたか。
次回も超穴場スポットの第二弾をご紹介いたします。今回のスポットはこちらです。