鎌倉「東慶寺」の紅葉

江戸時代まで縁切寺だった東慶寺!  今は、縁結びのパワースポット!!

この東慶寺の最大の特徴といえば、江戸時代に“縁切寺”としての役割を果たしていたということです。

縁切寺とは、夫との離婚を望む女性が駆けこみ、そこで2〜3年の修行を積むと、離婚を成立させることができるというお寺のこと。

江戸時代の日本では、女性から夫に対して離婚を申し出ることは許されていませんでした。そのため、夫と離婚したい女性はこのお寺で、髪を切ってお経を読み、和裁などを行って修行に耐えたのです。 

もちろん、「縁切寺」であったのは江戸時代までのこと。現在は、彼氏と別れたいという女性の受け入れはしていません。代わりに、古い縁や過去の想いを断ち切ることで良縁を結ぶことができるという、パワースポットとして有名になっています。恋や婚活に迷ったら、東慶寺に行ってみるというのも手かもしれませんね。

紅葉の時季ですが、境内には「十月桜」が咲いていました。東慶寺は、四季折々の花が楽しめるお寺としても知られています。

２０世住職の天秀尼（１６０８～１６４５年）は、豊臣秀頼の娘（豊臣秀吉の孫）です。大阪落城後、徳川家康の命によって、家康の孫であり、秀頼の正室・千姫の養女として、僅か7歳で東慶寺に入寺しました。それ以降、松ケ岡御所の寺格は一段と高くなります。また、天秀尼の願いもあり、江戸時代を通じて縁切寺法は維持されていきました。

松岡山　東慶寺

住所：〒247-0062　神奈川県鎌倉市山ノ内1367
営業時間：通常8:30～17:00　冬季(11～2月)8:30～16:00
最寄り駅：JR横須賀線「北鎌倉」駅
アクセス：「北鎌倉」駅下車、徒歩4分。
拝観料：大人200円　／　小・中学生100円
電話番号：0467-33-5100
公式HP：http://www.tokeiji.com/

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